ARCHITECTURAL MAP

Keihan Uji Station
京阪宇治駅

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京阪宇治駅

設計:若林広幸
所在地:京都府宇治市宇治乙方
用途:駅舎
竣工:1995年
延床面積:1230m2

最寄の地図


Camera:
Nikon F60 24mm

作成日:
2000年03月 28日

最終更新日:
ページは追記・修正があったときに随時更新しています。
2008年07月13日

作成者:
Mitsuo.K


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- なーんか、どっかで見たことあるような意匠ですね。インドの某大学そっくり。

結局日本人は、円を上手く使いこなせないんでしょうね。例として京阪宇治駅もそのひとつ。ここまでくり返されるとしつこい。おかげさまで写真を撮るスポットはたくさんあります。

今回宇治に来たのは平等院に行くことが目的なのですが、平等院と宇治駅は歩いて10分ほど。そしてこの駅のすぐ横には宇治川が流れているという立地条件です。それを考慮して出来たのがこれだから驚いちゃうわけです。それなら鳳凰のカタチを入れるくらいのバカ建築をやってくれるほうが、よっぽどカッコイイ。


「ようこそラーメタル星へ」

もし、このアーチ部分の素材が煉瓦とか石なら何も言わないんですよ。これがコンクリートだからおかしいんです。そもそも「アーチ」は石造しかできなかった時代、大スパンを飛ばしたいがために考えられた手法(アーキテクチャーの語源でもあります)。鉄筋コンクリートならば、過去に試行錯誤の上考え出されたスパンを飛ばす構造が容易にできるようになった。RCでこのアーチを作るから気に入らない。アーチが大スパンを飛ばす構造になっているわけでもなく、過去のカタチを模倣しただけに過ぎないからである。
冒頭に「インドの大学そっくり」と書いたが、見た目だけの話だと思って欲しい。Louis Isadore Kahn(ルイ・カーン)は素材の持つべき立場をよく知っておられ、いささか神がかった表現ではあるが「煉瓦がアーチになりたがっている・・」とまで言い切れる人物。そんな彼の作品とこの建物を「そっくり」と表現したのは、不適切な表現だったかも知れない。

しかも、若林広幸氏はこの同年に「アーリーシャン」という中華系飲食店を手がけている。これがまた、中華風を匂わしたかったのか、この宇治駅のように丸い開口にしてるんだな〜ひょっとしたらネタの使いまわしかも知れないぞ。

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