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織陣

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織陣

設計:高松伸/高松伸建築設計事務所
所在地:京都府京都市上京区新町通上立売上ル
用途:オフィスビル・展示施設
竣工・延床面積:
1期1981年620m2
2期1982年333m2
3期1986年746m2

最寄の地図


Camera:
Nikon F60 28mm〜80mm
Film:
FUJIFILM PROVIA100 Professional

作成日:
2000年05月 20日

最終更新日:
ページは追記・修正があったときに随時更新しています。
2008年07月13日

作成者:
Mitsuo.K


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- 下の2つの建物はまったく別物のように見えますが、実は同じ敷地内の建物であることを先に言っておきます。建物は1期〜3期に分かれています。食パンみたいな建物が1期で、ボールペンの先みたいな建物が3期です。2期は敷地内にあるために道路から見る事ができません。

とりあえず、金かかってそうですよね。御影石使いまくりです。
この「織陣」が高松伸の名が世間に知れ渡ったデビュー作といえるのではないでしょうか?

彼の建物が面白いところはなんと言ってもディテールでしょう。いろんな色素材に挑戦している意気込みが伝わってきます。とっつきやすいがゆえに飽きられやすい危険性も持っています。


バブリーな玄関。中には西洋風柱もある

彼の設計を見ていると、余裕が無いように思えます。「これでもか〜!」という最大限の自己主張をやってのけます。まあ、それが出来たのも時代がバブル全盛でしたし、この建物を評価し施工させてくれた施主がいるわけですから、彼自身を責めることもありません。第一こんな不況になった時代、高松伸の設計は、かつての豪華なディテールは微塵も見られません。「時代の波に上手く乗ってデビューした」というのが僕の印象です。

食パンから1筋西に移動して3期分の建物を見る。
今度は黒味影石と打放コンクリートにメタリック装飾。
右の画像の波みたいな光窓は彼の特許のごとく、他の設計でもよく出てきます。それにしても尖ってますね〜・・若さいっぱいです。若さと言へば、若林広幸氏もこの手の建物の設計が多いです。師弟関係でもあるのでしょうか?

隣の民家がチラリと見えますが、それと比較してみるとそんなに大きな建物ではないことが分かると思います。こじんまりとしている割には主張の激しい建物でした。

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