昔から気になってたんですよ、高速道路がビルに貫通しているこの建物。JR大阪環状線からよく見えます。今回は、わざわざこの建物を見に行くことにしました。阪急梅田駅から結構歩くんですね。

貫通部分とビルの隙間を見る真横からの画像

この建物を初めて見た当初(8年ほど前)、僕はすごく未来を感じましたよ。「あー、これからこういう建物がたくさん出来るんだー」ってね。昔のアニメに出てくる「未来の建物」って、こんな風になってるでしょ。でも、今のところこれしか見たことありません。こうして建築の勉強をしてから見に行くと、またちょっと違う感覚で見てしまいます。「事故ったらどっちの責任だろう」とか「建て変えるときはどうするんだろう」とか「構造はどうなってるんだ」という、とても現実的に考えてしまうのでした。(構造は切り離されているようです。)

カーブした道路がビルに突っ込む部分が良く分かる建物と道路に隙間があるところが分かる

まあ、どっちにしろこのアクロバット建築がこうして建っているわけでして、分かりやすくて面白いと思います。

高速道路がビルに貫通する部分を真下から見上げる

電車が自社ビルを貫通した駅というのは見かけますが、高速道路が貫通したビルなんてどうやって施主を納得させたんでしょうか。この建物、確認してこなかったのですが、こんなことが出来ると言うことは、阪神高速の自社ビルか何か関連してるのでしょうかねぇ。

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建物情報

建物画像
ゲートタワービル(ビーハイブ)
建物名
ゲートタワービル(ビーハイブ)
設計
梓設計(読み方あずさ せっけい)
山本・西原建築所(読み方やまもと にしはら けんちくしょ)
所在地
大阪府大阪市福島区福島5-4-21
用途
オフィスビル
竣工
1992年(平成4年)
延床面積
7957m2

作成者 Mitsuo.K
個人サイト Mの憂鬱
作成日 2000年05月06日
更新日 2008年07月12日
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