Tour de Credit Lyonnais(トゥール・ドゥ・クレディ・リヨネ)
リヨン・クレジット・タワー



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フランス・パリの北にあるリール。ロンドン、ブリュッセル、パリというゴールデントライアングルを
結ぶこの町は、フランス北部最大の町として、また隣国の玄関口という役割を果たしています。

しかし国境にある町ならではの問題、それは越境する亡命者の通行点となること。それゆえ、
この町は昔からフランスの中でも治安の悪い町と言われていました。

しかしユーロスターが94年に開業、その後もフランスとベルギー・オランダを結ぶタリスなどの
開業に伴い、レム・コールハウスを迎えリール駅一帯をEURALILLE(ユーラリール)と呼ぶプロジ
ェクトによる開発・整備が行われました。

そのプロジェクトの1つ、新設駅(Lille-Europe駅)の上にビルを作ったのが、Portzamparcです。
駅の上にビルというのは、よくある話。しかしこのビルの場合
駅の上を橋のようにまたぐ形で作られているのです。いわゆる
駅の延長として上層にビルがあるのではなく、外から見れば
一目瞭然。別物であるということが良くわかります。

さらに眼をひくのが、このビルの形でしょう。上部にいくにつれ
外に開いていく様子は、「空上の都市へ突き抜ける」ような連
想をさせると、リール市発刊のガイドブックには書かれていま
す。

この特徴あるビルは、「フリッパー」や「スキーブーツ」などのニ
ックネームで地元の人には呼ばれています。

右側の写真に載っている、もう1つのビルは同じく駅の上にま
たがって作られている、クロード・ヴァスコーニのワールド・トレ
ード・センター。
*注意点
@フランス語のTour de Credit Lyonnaisの場合、同じ名前の建物がリヨンにも
 あるので注意してください。
ACredit Lyonnaisとはフランス大手銀行の1行です。従って【クレディ・リヨネ】
 は固有名詞となるため、日本の多くの建築関係等の本で書かれている英語
 読みの【リヨン・クレジット・タワー】だとフランス人には通じない場合が多々あ
 ります。

フランスINDEX


建物名   Tour de Credit Lyonnais
       (トゥール・ドゥ・クレディ・リヨネ)
        リヨン・クレジット・タワー
設計者   Christian de Portzamparc(クリスチャン・ドゥ・ポルトザンパーク)
用途     オフィスビル
竣工     1995年
高さ     120m(22階)
所在地   Place Francois Mitterrand,LILLE 
       (*日本のいくつかの本の中では所在地をCite des Affaires Deux Garesとなっていますが、これは住所を
        示していません。)
アクセス  パリ北駅よりTGVで約1時間Lille-Europe駅あるいはLille-Flandres駅下車。
作成日   2004年9月1日
最終更新日2008年7月10日
作成者   ぴんごー     


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