最終更新日：2000年00月00日
作　成　日：1999年09月30日

設計者：芦原建築設計研究所
所在地：東京都豊島区西池袋1-8-1
竣工：1990年8月
用途：劇場
最寄り駅：池袋
公式Webサイト：
http://www.geigeki.jp/
周辺地図

池袋からすぐにこの東京芸術劇場があります。
この建築も、東京五大粗大ゴミの一つであると磯崎新が言ってましたが、これに関してはなぜ粗大ゴミなのかちょっとわかりません。（すいません）
非常に特徴のある建築だと思いますが、このガラスの部分は下の写真でもおわかりになるとおりすべて吹き抜けのアトリウムとなっています。
芸術劇場とは、絵の展覧会、コンサート等ができる施設ですが、その機能はアトリウムの後ろ側にある上の写真では青い部分に当たるわけです。
こういった「売りの部分」（アトリウム）と「機能の部分」（ホール棟）を分離させてつなげるというのは一つの回答だと思いますが、このアトリウムじゃなかったら？と考えてみるといかがでしょう。
この前には広場があり、私の訪れた時にもなにかのお祭りがおこなわていましたが、その広場に対しても優しいスケールだったので、このアトリウムは「アリ」と私はかんがえています。

下の写真が一階から四階までアクセスしているエスカレーター。
左の写真が四階に上ってから撮ったアトリウム部分です。
丸く切り抜かれている部分が地下一階ですがエスカレーターでどこでも行けそうなイメージを受けました。
実際にコンサートを聞きに来たわけではなかったのですが、このエスカレーターで「さあ、これから聞くぞ！」と気が引き締まる気持ちになりそうですね。

写真の右下に見えてくる御影石のようのものがありますが、二階から地下一階に落ちる滝になっています。
アトリウムの天井には照明がたくさんついていたので、夜はどうなるのか興味深いです。