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イギリスインデックス

Waterloo International Terminal

1999/10/14 Last renewal 2001/07/28
 ドーバー海峡を越えパリへとつながる国際鉄道ユーロスターの発着駅。 ニコラス・グリムショーの建築設計により、アンソニー・ハント・アソシエイツが構造設計を行った。この建築は鉄道駅としてのロングスパン構造の伝統の上に位置づけられるだろう。しかし、今日までの鉄道駅の前例と比べると、扁平として天井は低い。断面をみると左右対称ではなく扁心した形態になっている。引っぱりと圧縮材のバランスを巧みに構成し美しい構造体に仕上げている。 交差アーチとヴォールトの構造を基本としているが、実物を見るとその構造体は細く、重量感を感じさせなかった。これ見る以前に図面や写真等で感じたもとくらべると以外なほど軽く、テント構造のような感じさえ受けた。 それほど幅もなく奥行きの長いカーブした敷地という制約を、この建築は空間においても構造デザインにおいても無理なく自然に利用していることが最大の特徴といえる。


Waterloo International Terminal
ウォタールー駅国際鉄道ターミナル
Nicholas Grimshaw
ニコラス グリムショー
United Kingdom, London
イギリス ロンドン

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