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1999/11/04 Last renewal 2001/08/12
 天授庵は南禅寺の開山塔であり、文永元年(1264)亀山上皇は当地の風光を愛し離宮として営んだのが始まりとされる。正応年間(1288年頃)妖径の出現に悩まされたとされ、これをただ座禅するのみで静めたという当時の東福寺第三世大明国帥の徳に深く帰依し、自ら弟子となり、正応4年(1291)離宮を禅寺に改め、大明国師を奉じて開山した。この時から南禅寺として開創される。庭園は本堂前庭(東庭)と書院南庭とに分れ、東庭は枯山水で正門より本堂に至る幾何学的な石畳が軸として配置されている。書院南庭は庭園構成として地割の上から見ると鎌倉末期から南北朝時代の特色を備えている。庭園に設けられた東西大小の二池には出島が作られ、それぞれを巴形に組み合わせたうえで区切り、東池を西池より小いさくし堤を設けたもので、東池瀧組附近には暦応4年の創建当時に作庭されたとされる石組が残る。西池に蓬菜島を設け石橋を作るなど明治初年に改造を行った為に一見すると近世庭園のようにも感じられるのだが、改造が地割にまで及ばなかったため南北朝の古庭らしい雰囲気が残されている。


2000/12/17 紅葉

南禅寺 天受庵 Nanzen-ji Tenzyu-an
枯山水庭園 池泉回遊式庭園
 
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所在地 京都市左京区福地町

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