東京駅

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最終更新日:2006年04月16日
作 成 日:1999年09月30日


DATA

設計:辰野金吾
2006年夏から2011年まで復原修復工事が行われる予定
所在地:東京都千代田区1-9-1
用途:駅、
ギャラリー宿泊施設
竣工:1914年
最寄り駅:東京
関連サイト:
東京ステーションギャラリー
東京ステーションホテル
周辺地図


作成者:H.Tanaka

東京の顔である東京駅。
設計は日本初の建築家である辰野金吾である。
辰野金吾は生涯、手がけたいと考えていたのが
日本銀行、東京駅、国会議事堂の三つであったが、国会議事堂以外はすべて実現させている。実現させた日本銀行、この東京駅はいづれも残っている。
辰野金吾は日本初の建築家を養成する工部大学校(現在の東京大学)を首席で卒業(入学時はそれほどの学力はなかった)その後イギリスのロンドン大学に留学後、日本に戻り工部大学校の教授になる。

辰野金吾の作品でみられる赤煉瓦に塔やドームを設けた衣装を「辰野式」と呼ばれているが、その「辰野式」がみられるものに、東京駅、福岡の日本生命九州支店(現存)がある。
この東京駅は、太平洋戦争を経験し、その後階数を減らしている。(竣工当時のドームに改修することが決定しました。)
上の写真で見られる八角形の塔のデザインはその修復工事の際変更されたようだ。

この辰野金吾の作品や同世代の妻木頼黄(横浜正金銀行)、片山東熊(帝国奈良博物館)などの作品を見ていると、当時、西洋に追いつくために必死に西洋の様式を吸収し、表現していった日本の明治中期のころが目に浮かぶようだ。

 

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文責・写真:H.Tanaka


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