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東福寺

1999/11/04  Last renewal 2001/08/12
 東福寺の起源は、1236年に九条関白 藤原道家の発願とされる。当初は普門院だけが営まれ居所として利用されていた。そのときの建築は常楽庵(現在の開山堂)のみであったとされる。現在、境内の敷地20万平米と広大で、京都の禅宗の寺院の中では最大の規模。江戸時代初期には47の塔頭を数え、今でも25の塔頭が残り、その中には国宝の山門をはじめ重要文化財が11棟指定されている。山門 室町時代初期の至徳年間(1384〜87)の建立とされ、天正11年(1585)の地震で傾いたが、豊臣秀吉の寺領寄進により修復されている。建築様式は室町時代初期の特色を示すもので、現存する最古の山門として国宝に指定された。数ある山門の中でこの東福寺の山門は、そのフォルムが最も美しいものとされ、三門−本堂−方丈が一直線にならぶ禅宗様式の境内においては、一層その壮麗さを感じさせてくれる。 三門は唐様・天竺様・和様をたくみに取り入れた堂々たる門で、高さは33メートルもある巨大なものである。昭和44年から7年計画で修理が行われた際、応永年間(15五世紀)の再建を証明する資料が発見された。各主柱の下から創建当時の根石が出土し、焼土の層が一層たったので、現在のものは再建当時と見て間違いないとされた。楼上の天井は柱・虹梁・長押も彩色模様を施したもので、いわゆる化糖屋根裏であった。壇上には釈迦如来と十六羅漢像が安置されているが、残念ながら一般には公開されていない。本堂 三門の北にあるのが本堂で、法堂をかねたものとして使われている。昭和9年の再建で高さ25.5メートル、間口41.4メートル、奥行33.4メートル、天井の龍は堂本印象筆によるもので顔の長さが約3.6メートルもある。禅堂 東司の北に位置する禅堂は禅宗道場として1347(貞和3年)に建てられた現存する最古の唐様建築で重要文化財指定されている。通天橋 方丈の北を流れる洗玉澗は谷をなし、東から堰月橋・通天橋・臥雲橋がかかる。紅葉の名所として有名な通天橋は開山堂にいたる廊下の中程に位置する。開山堂 常楽庵と呼ばれる楼閣風の建築。2層からなり上層部分を殿衣閣という。現在のものは1823年の建立で、重要文化財に指定。この東福寺 開山堂の前は庭園がつくられ普門院庭園と呼ばれている。作庭は江戸時代初期とされるもので、建物正面参道の左には市松模様の砂紋が、右には池庭が広がる。ここには楼閣建築と禅宗庭園の調和した空間が生み出されている。方丈庭園 方丈庭園「八相の庭」は昭和の作庭、南庭は禅院式枯山水、東庭に北斗七星、西庭に大市松模様、北部に小市松模様を示す。八相庭の方丈庭園へ


東福寺 Tofuku-ji
国宝 山門 重要文化財11棟
 
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所在地 京都市東山区本町

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